マレーシア世界遺産の街ジョージタウンのハリガネアート全53作品

harigane1-title 旅トラベル

マレーシアのペナン島って所には、「ジョージタウン」って街がありまして、
とくかく街中がアートだっていうんで、世界遺産に登録されたほどなんです。

って改めて僕が言うまでも無く、超有名な観光スポットなのですが、
この度は、その街中に点在する「ハリガネアート」にスポットを当てて紹介iしていきます。

たぶん色んなパンフレットやら雑誌やらで紹介されているとは思いますが、
僕が足を運んだのは、ジョージタウン現地のインフォメーションセンターが用意している公式アートマップに載っている、全53作品です。

なにぶん、リアル現地調査なので、写真家のそれのような上品かつ美しい画が取れているわけでもなく、街の醜い部分も写っています。
ただ、これが現地で観れるリアルな風景なので、それを踏まえてご覧いただければと思います。

また、正直この全53作品を一日で回るのは「しんどい」です。
日本の季節などお構いなく、ここマレーシアは年中猛暑です。

時間的には、半日あれば回れますが、とってもくたびれるのでオススメはできません。
もし、ペナン島観光に行って、観てみたいと思う作品がありましたら、
ピンポイントで狙いを定めて会いにいくのを推奨します。

そういう意味でも、ここでの画像を参考にしてみてください。

インフォメーションセンターでマップを貰う

通称BEACH STREET(ビーチストリート・右から2本目の大通り)と呼ばれる通りがありまして、そこの北側よりの方に行くと、
インフォメーションセンターがございます。
そこで、こんな感じの地図が貰えるので、是非、受け取ってください。

ちなみに僕が行った時は、やる気の無さそうな職員(はじめは職員かどうかも不明)が椅子に座って携帯電話をいじっていました。
声をかけると、ちゃんと対応してくれるので、声をかけてみて下さい。
声をかけないと、多分、そのままです。

このマップの「ピンク色のピン」が、今回まわったハリガネアートの場所です。
「紫色の四角」は、壁画アートの場所となっています。

1.SHORN HAIR

この日は、1月2日。
マレーシアでは常夏です。
この世の全てを溶かそうとする程の、凄まじい太陽熱に覆われているので、ハリガネアートもご覧の通り、影が本物と重なってバクって見えます。
このように、普段のお天気では太陽が凄すぎてキチンと観れない。
というのも、予備知識として押さえておきましょう。

かといって、曇りの日に観光するのも、テンション的にアレですよね。
曇りの日は、突然の雷雨の恐れもありますし。

2.LABOURER TO TRADER

こちらは、ビルの上部にでっかく飾られています。
ハリガネアートは、上にあったり、下にあったりするので、うっかり見落としがちなのですが、
こいつの場合は、デカすぎるので気が付くと思います。

3.KOPI O’ KAU!

これも、さっきの2番と同様に、ペナン通りにあります。
ペナン通りは、ここら辺で一番、人が密集していて活気のある場所です。
そういう「生活」と「アート」が、ごちゃ混ぜになっている感じが好きです。

4.HAPPY HOUR

これは、ちょっと辺鄙な場所にあるので、
知っていないと、誰も訪れないと思いいます。

ハリガネアートの持ち腐れです。

5.MR FIVE FOOT WAY

ここも辺鄙ですが、ギリギリ、まだ人通りはある方です。

まあ、僕以外にこれを見に来ている人はいませんでしたが。

6.SPY

お分かりですか?
違法駐車。

ここでは、こんなのは当たり前。
交通マナーなんて、守る人間の方が少ないので「しょうがない」と諦めるしかないです。

このように、せっかく見に来たお目当てが、ちゃんと観れない。
なんてのは、よくある事なので、覚悟だけはしておいてください。

7.SAME TASTE, SAME LOOK

???

世界遺産のハリガネアートが、無くなりました。
そこの店の方に聞いたら、
「無くなって、一部の部品だけがちょびっと付いてる」
との事です。

このように、世界遺産は結構あっさり、無くなったりします。

と思ったら、別の場所に移設されてました。
先程の6番の近くにあります。

ただ、「世界遺産のアートは無くなる」
と言ったのは真実です。
この街の壁画なんかも、結構な数の作品が無くなっていたり、描きかえられたりしています。

8.THREE GENERATIONS

これは、さっきの「無くなった7番」のそばにあるもので、
そういうストーリー込みで、いとおしくなる作品です。

9.ROPE STYLE

この画を撮ったのは、だいたい12時ごろですが、
炎天下の日陰は、キレイに撮れて良いです。

10.RETAIL PARDAISE

ハリガネアートは、とにかくコミカルなものばかりです。
そして、当たり前と言えば当たり前ですが、現地の人は見向きもしていません。

11.TING TING THONG

だいぶ気合を入れて制作されたような作品です。
ただ個人的には、もうちょい周りの壁が汚い方がいいです。
周りの風景込みで、一つのアート。って感じがします。

12.HIGH COUNTER

こういうのがいいです。
アートが生活感をぶち壊している感じ。
ドア開けっ放しとか、流しの前の良く分からないグッズとか、
なんだか人間のダラしなさと、同じスペースを共有している感じ。

分かりますか?

13.CHEATING HUSBAND

これも、エアコン室外機の真横にあるのがいいですね。

よじ登っている様子の画で分かる様に、そこそこ上部にあるので、見落とし注意です。

14.BUDGET HOTELS

ハリガネアートよりも、むしろセブンイレブンに目が行ってしまいますよね。

コンビニは、近くにもう一軒ファミリーマートもありますが、
ここら辺くらいにしか無いと思うので、重宝します。

ちなみに右側の緑のヤツは、クリスマスの飾りです。
そのバック描かれているのは、「芸術の壁画」ではなく、「ただの落書き」です。

15.ROTAN

交通渋滞と、よく分からない壺と、汚ったねぇ壁と、ハリガネアート。
このコントラストがたまらないです。

16.JIMMY CHOO

南国植物と一緒にあるのもいいですね。

ちなみに、ここも路上駐車がイキがっている所でして、
この時は、ちょうど目の前の車両が発車してくれました。

17.WIN WIN SITUATION

近くで工事をしていて、目の前に重機が止まっています。

アートの人間のいやらしい目つきもあいまって、ちょっとムカついてきますが、
水分をこまめにとったりして、ムカつかないように工夫してください。

ちゃんと撮れなかったので、せめてものドアップ。

18.ONE LEG KICKS ALL

ハリガネアートもいいですが、
右側の中途半端に塗られたピンク色とか、
変なポジションの扉も素晴らしいです。

19.NARROWEST FIVE FOOT WAY

これは、柱5つにまたがって人型のハリガネアートが行進しているのですが、

前から2番目の人が、行方不明になっています。
(壁の白い所にいるはずだった)

ほら、世界遺産、消滅。

20.BECA

ハリガネアートの前にある三輪車は、トライショー(trishaw)と呼ばれる人力車です。
ユーモアのつもりでわざと置いているのか?とは思いますが、
ハリガネアート作品の方がぼやけてしまいます。

21.MAHJONG

これは、違法駐車のせいで1度見逃し、再度戻って来て発見しました。
こいつらは巧妙に隠してくるので、厄介です。

22.TEMPLE DAY

全然どいてくれないので、
「もう、こいつら込みでハリガネアートだ」
という気持ちの撮りました。

これは「ハリガネの登場人物が、リアルな椅子に腰かけている」というユニークな作品で、
実際に、リアルな椅子が置いてあります。

だから、リアルな人間までもがやってきて、座り続けるのです。
恐ろしや。

23.WRONG TREE

ヤシの木に登って高所作業。
みたいな作品なのですが、どうしたって車に目がいってしまいます。

これほどボコボコの車、見た事ありますか?

24.TRADITIONAL SONGKOK MAKER

壁の色がトリッキーなので好きです。
壁っぽい壁の色がほとんどなので、たまにこういう壁が混ざっているとリフレッシュできます。

作品については、とくにいう事はありませんが、とにかく素敵な壁の色です。

25.TOO HOT

これは地図の右上部に位置していて、船着き場の近くにあります。

壁の上部に、でっかーく、一番でっかーく飾られている作品です。

ちなみに、近くの船着き場から出ている船の中では、ギャンブルが行われていて、マレーロンダリングの巣窟という噂です。
実際、見に行ったわけではないのですが、カメラを持って入ろうとしたら、警備員が慌ててやってきて追い出されました。

26.TOO SALTY

また、バイクがやっちゃってくれてますね。
ただ、この場所は普通に駐車スペースとなっているので、このバイクは違法じゃありません。

観光で稼いでいる街なので、もうちょっと観光しやすいようにすればいいのに。
と思うのですが、ただの老婆心です。

27.BULLOCK CART WHEEL

リトルインディアに差し掛かる辺りにあります。

リトルインディアは、ここらのインド系コミュニティの根城で、マジでここに来ると異文化、マレーシアじゃないみたいです。
そもそも、僕は日本からやってきているので、全部が異文化なのですが、ここだけはホント「ナマステ」過ぎます。

28.GOLD TOOTH

厳しい日照りのボヤボヤ感と、目の前の邪魔車のせいで、最悪の見通しです。

29.QUIET PLEASE

ハリガネアートのバックの壁は、だいたいこう白くなっているのですが、それにしてもココは白いですね。
壁のオリジナル部分が汚いのもあって、余計際立っています。

「長年、歯を一本だけ歯磨きし続けた」
といった感じでしょうか?
違うでしょうか?

30.UNTRAINED PARAKEET

マジ、こいつワザとだろ。

31.GEDUNG RUMPUT

ここら辺は午前中に回ったのですが、影でぼやけている事を考えると、午後に回った方がいいエリアなのかな?

と、今書きながら思ったのですが、そしたら今度は、反対向きのハリガネアートがぼやけてしまいますよね。
「あちらを立てれば、こちらが立たず」です。

32.TOK TOK MEE

こいつらは、地元のヤンキーですか?
この後、ギロッと睨まれました。

このハリガネの屋台の客の様ですね。

タイトルにある「MEE」とは、こっちの言葉で「麺」の事です。

33.ROTI BENGGALI

ここはリトルインディアのど真ん中です。
リトルインディアは、真ん中に近づけば近づくほど、お店からインド音楽の音量がデカくなっていきます。
ここはもう、野外ライブさながらの音量です。

んで、
タイトルある「ROTI」とは、こっちの言葉で「パン」の事です。

34.DUCK

アヒルのくちばしと足が黄色になっています。
しょうがないんですけど、ハリガネアートに足りないのは色だと思っていたので、
何と言っていいかアレですが、
助かります。

35.PROPERTY

この顔の丸い方のキャラクター、ちょこちょこ他の作品にも登場しているような気がするんですが、
気のせいでしょうか?

36.”YEOH” ONLY

こうしてみると、真ん中の扉を開けて入ってみたくなりますね。
現地にいた時は、暑さと疲れと、全作品を撮る、という変な使命感があって、心が動かなかったのですが、
これ、「中に入ってこそ」のやつでしたね。

いいのかな?
不法侵入にならないかな?

37.DOUBLE ROLE

ここに来ると、なんだか「いいアングルで撮りたい」と思うようで、
思わず車道に飛び出してしまいます。

しかし、車道に出ると車に轢かれそうになるので、思いとどまってください。
この画は、反対側の歩道まで行って、若干アップで撮っています。

38.MAIN STREET

これを撮る直前に、近くから日本語が聴こえてきました。
普通の日本人観光客なのでしょうが、なんだか「バレたらまずい」
みたいな気持ちになってしまいました。

これは、一般的な感情なのでしょうか?
それとも、僕だけでしょうか?

39.AH QUEE?

いやあ、壁が汚くていいですね。
一回何かを描いた後に消して、それが風化して黄色くなった後に、また別の絵を描いた。
というのを繰り返して、最終的にこの有様。

みたいな歴史を感じられて、あっぱれです。

40.KANDAR

太陽光が生み出した影がエゲつなすぎて、もう人がバウンドしている様に見えます。

そして、その横にいる3体の雑魚みたいなのは、オマケのハリガネだと思います。
メインの天秤持ちの画とは、ストーリーが繋がらなそうですからね。

それと、他の観光ガイドで「ハリガネ56作品」みたいに書いていたとしたら、
これの事を書いてあるのかな?
と思いました。
というのも、今回街中を巡ったのですが、ガイドマップ以外のハリガネには、この3体以外、遭遇してないからです。

壁画アートなら、そういう非公式みたいな絵はいくらでもあります。

41.TOO NARROW

これも日差しの影響で、バウンドしているように見えます。

42.PROCESSION

ここは、壁画アートが密集しているエリアで、すぐ近くの路地はパラソル(傘)が屋根のように連なった、インスタ映えの通りもあります。

この作品に興味がないとしても、必ず訪れて欲しいスポットです。

43.THEN & NOW

中国人観光客の写真撮影のど真ん中を突っ切って訪れた先にあるのが、この作品。

そうなんですよ。
中国人観光客って、僕のような日本人が見ても、「何撮ってんの?」みたいなものを撮っていて、
この街には中国風建造物も多いので、そういうバックボーンを知っている人ぞ知る、
「おたのしみスポット」なのかもしれませんが、
とにかく、やたらと謎のモノと撮っているのです。

44.CANNON HOLE

この三輪の人力車、他にも同じコンセプトの作品ありましたよね?

45.BORN NOVELIST

この作品があったエリアは、なんかちょっと臭くて、どうみても壁画アートではない落書きが無数にある所でした。
壁の汚さが物語るような、治安の悪い場所だったのかもしれません。

46.LIMOUSINE

赤い壁の色は素敵なのですが、作品が全く分かりません。
写真映りどうこう、っていうんじゃないんですよ。
現地で観ても分からないんですから。

47.COW & FISH

ちょうど路上駐車車両を避けるかのような、ベストのポジションに配置されています。

しかし、ここの建物の窓開いてますけど、やたらと観光客に写真とられるのもどうなんですかね?

48.NO PLASTIC BAG

今まで観てきたものがひどく汚かったので、ここまで清潔感がある作品だと、なんだか物足りなさを感じます。

49.WATERWAY

汚ったねぇ壁。

また、ここの通りは渋滞が物凄く、歩道も狭く、撮影している僕の横スレスレをバイクがビュンビュン通っていきます。
そして、この渋滞車両の隙間を、野良犬が横切っていきます。

街の汚い部分を一手に引き受けたようなスポットです。

50.CHINGAY

柱の1つ1つに、1体ずつハリガネアートがあしらわれている例のパターンです。

建物も雰囲気があっていいですよね。

51.IRONSMITH

この日、一番の迷惑駐車です。

この国では、歩行者よりも車優先。
みたいな風潮があって、
「歩行者は車の隙間をぬって、勝手に歩け。車は好きに走るから」
みたいな感じです。

ここも「車に轢かれやすいスポット」なので、観に行く人は気をつけて下さい。

52.ESCAPE

ハリガネアートとしては、一番しょぼいのですが、
最も見つけるのが困難な作品です。

地図を持っているので、このそばまでは来れるのですが、存在感が無さ過ぎて、
どこにあるのか分かりません。

そこら辺にいる人に尋ねたら、
「自分達も他の街から来たから分からない」
まあ英語でですけど、そんなような事を言われまして、

いかにも地元って感じの2人組に尋ねたところ、
そのうち1人が知ってて、教えてくれました。

逆にこんなしょぼい作品でも、想いで深いものとなりました。

53.HAJ PILGRIMAGE

さっきの52番の近くにある作品です。
このくらい目立ってると助かります。

となりの下品な落書きも、発見しやすいいい助けになってくれています。

最後に

という事で、これらハリガネアート全53作品でしたが、
誰かの何かのいい参考になってくれれば幸いです。

YouTubeで今回のハリガネアート巡りの様子を撮影していますので、気が向いた方はご覧ください。

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