2024年7月23日放送の「耳の穴かっぽじって聞け!」。
最強ラッパー「呂布カルマ」が登場し、心に抱える本音を伝えました。
普段からラップで本音を吐き出している彼の、
「伝えきれていない本音」とは何か?
この番組は、
「手紙」にしたためた「ゲストの赤裸々な本音」を紹介し、
MCである「とろサーモン・久保田」
「ウエストランド・井口」
が、それを元にトークしていきます。
ここでは、呂布カルマが書いた手紙
「俺を型にハメるな」
を書き起こし、そこでの様子をまとめております。
本編
ゲストが赤裸々な本音を語る、この番組。
そんな番組に招待され、
「恥ずかしいな。」
「恥ずかしいやつ(オファー)がきたやん。」
と語る、呂布カルマ。
テレビでの活躍が増えた呂布カルマだが、
アンダーグランド時代の呂布を観ていた人からは、
「ネガティブな意見」を言われるという。
「俺を型にハメるな」
それが、今回執筆した手紙のテーマだ。
「俺も型にハメないで欲しいし、
自分自身も型にハメないで欲しい。」
さらに、呂布は言う。
「みんな、いつか死ぬと思っている。
僕は、その前提を覆した話を書いたんで。」
…?
「前提を覆した話」とは、
一体、なにを言っているのだろう?
文は人なり
「文章こそ本音がむき出しになる」
呂布の書いた手紙が、スタジオで読み上げられる。
俺を型にハメるな
何者にもなれるし、なんでも出来る。
これは、自己啓発的な上辺の、意味を持たないおまじないの類ではない。
文字通り俺は、俺たちは、
今後、何者にもなれるし、願えばなんっだって出来る。
俺は幼い時から漫画家になるつもりだったが、
気が付いたら、ラップをしていた。
しかし当時は、今のようにラップで飯を食う事が
当たり前じゃなかった時代だ。
俺が暮らしている名古屋では尚更、
尊敬する先輩ラッパー達も、皆バイトや、
生業を持ちながらラップをしていた。
俺も当時はそうだったし、
そうやって続けていくもんだと思っていた。
そのうち、MCバトルのブームがやってきて、
たまたまバトルが強かった俺は、
その恩恵にあずかる形で、仕事と露出が激増し、
ラップ一本で食えるようになった。
そうこうしているうちに、
俺のキャラクターそのものが、認知されていくにつれ、
テレビやCMなど、ラップ以外の仕事も増えた。
それについて、
「呂布はバトルMCで、ヒップホップではない」だの、
「仕事を選べ」だの、
「タレント化した」だの、
ディスを受ける事もある。
その大半が、ジェラシーや僻みだと理解しつつも、残念だ。
何も分かっていない、
ラップファン達の意見ならまだしも、
同業者達は、自らを狭いヒップホップという枠にハメでしまう必要はない。
お前らもテレビを観て育ち、
今も日々、テレビやYouTubeを観ているのを知っている。
俺が今やっている事は、ラッパーになる以前からあった、
テレビに出てみたいなーとか、
有名人に会ってみたいなー
という興味の延長だ。
勝手に卑屈になって、メディアと線を引くのは、損でしかない。
俺もほんの少し前までは、
ラッパーがテレビに出るなんて、
と思っていた。
正確には、出られないと思っていた。
悪いしね、ラッパーって。
でも当たり前だけど、ラッパーも大人になる。
TPOをわきまえられる様になる。
俺は、本物のテレビタレントではないから、
テレビに忖度する必要はない。
それを強要された事もないし、
現状、これだけ仕事があるという事は、
それでいいのだろう。
これが長続きするかは分からないし、
そんな事はどうでもいい。
事実として、俺はテレビに出るようになって、
地下でラップをやっているだけでは、
到底経験出来ないような事を、
思い出せないぐらいの数、体験させてもらった。
ヒップホップ業界には、
まだまだ沢山のタレントが眠っているのを知っている。
自分達で不要な殻を作って、
その中に閉じこもっているのは、勿体無い。
ラップに限らず、表現を突き詰めていくと、
自分の内面と向き合う事になり、
そうなると、ジャンルで括ったり、
型にハメる事は出来なくなっていくはずだ。
俺は、ヒップホップの懐は深いと思っているが、
時には、ヒップホップの枠からはみ出していく勇気も必要だ。
お釈迦様の掌じゃないけど、
はみ出したつもりでも、結局は掌の上なのだが。
それぐらいの気持ちで、生きていいという事だ。
そしてここからは、
急におかしくなった、と思われる可能性があるが、
俺たちの世代は、死ななくなると思っている。
真剣に。
久保田「あ?どうした?」
井口 「ん?」
出生率も下がり、年金制度も崩壊が見えていて、
この先、働けない老人ばかり増えても仕方ないので、
国は多額のローンを組ませて、
身体の悪くなった老人達から、
いち早くサイボーグ化して、
労働力を保とうとするはずだ。
井口 「なんだ?」
悪くなって部位から、段々と機械化し、
20~30年後には、フルカスタム完了
というわけだ。
そうすると、サイボーグ老人達に、
あらゆる面で敵わない若者達も、
競うようにサイボーグ化していくだろう。
もちろん、俺もそうなるだろうし、
それを楽しみにしている。
今、漠然と予想している未来、
自分の親や、祖父母のような老後は、
まずやってこないだろう。
死を、終わりを前提とした人生設計は、
無駄になるという事だ。
久保田「サイボーグ?」
サイボーグになってしまえば、
身体的、時間的な制約から解放され、
冒頭で書いた通り、
何にでもなれるし、何でも出来るのだ。
現状の不自由な生身の身体や、
老いというタイムリミットを気にして、
その中で、上手く立ち回る為に
小さな枠に自分をハメて、
表現の幅を狭めているのは、勿体ないという事だ。
既に、死を前提としない、
超越した俺の生き方と、差が付くぞ。
井口 「んーと、後半違う人が書いた…?」
呂布の考えの背景
呂布がサイボーグ化とか言い出した背景には、
「国の掲げるプロジェクト」が関与していた。
ムーンショット目標
内閣府が、2050年までの実現を目標にしている。
- 身体、脳、空間、時間の制約からの解放。
- 疾患の超早期予想・予防
- 自ら学習・行動し、人と共生するAIロボット
など、10まである目標。
※国は、「死ななくなる」とまでは言っていません。
普段から本音を言っている呂布カルマから、
更に本音を求めた結果、
こんな事になってしまった。
井口 「本音を言ってる人に、
オファーしたらダメなんだ。
日頃から本音を言ってる人には、
もう聞かない方がいい。」
久保田「スピードの向こう側みたいな。」
サイボーグ時代のお笑いは?
久保田「一周回ってんじゃない?原始的な…。」
笑いの感覚が、類人猿の時代に戻るかもしれない。
と久保田は予想する。
久保田「(一番最初の笑いは)
誰かがめちゃくちゃデカいウンコした時に、
床叩いて笑うと思う。」
井口 「でもサイボーグだから、
ウンコとかも無いんじゃないですか?」
久保田「あ、ネジみたいの出てくんの?」
久保田から呂布へ メッセージ
「呂布さん、お久しぶりです。
呂布さんが言う『俺たちの時代は死ななくなる』、
ロボットにおける観点の話なんですけど、
自分も呂布さんと話したいヤツがあって、
『人体における爪の繁殖について、オスとメスの分類が分かる』
という理論があるんで、今度話しましょう。」
最後に
英語学習
次の日本語を英訳して下さい。
競うようにサイボーグ化していくだろう。
They will compete to become cyborgs.
compete 競う
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