ひょうろく多重人格！？別人格「星豊」を飼っていた！

「ひょうろくの芸風はキャラだった！」
と、ここ最近、そんな噂が出回っていますが、
どうやら「まんざら」でもなさそうです。

というのも、芸人「ひょうろく」（本名・白澤直樹）の中には、もう一人の人格「星豊」が住んでいたのです。

「星豊」は、「ひゅうろく」のマネージャー。
本人では、なかなかやりづらい「出演のギャラ交渉」などを行っています。

しかし、「星豊」の営業マンとしての能力は低く、
これまでも、「交渉の途中で決裂」ばかり。
「1回も仕事に繋がった事が無い」という有様です。

ひょうろくは言う。
「星から連絡すると、またご縁がありましたら…。
と言われる」

星豊、営業成績ゼロ。

ゆえに、今はもっぱら、
「さらば青春の光」のマネージャー「ヤマネさん」にマネージメントを依頼しています。

そして今回、そんな「ひょうろく」と「星豊」に、
「さらば青春の光」チームがドッキリをしかけました。

「サンクチュアリ２の出演依頼」（嘘）の連絡が届いたが、頼りの「ヤマネさん」がマネジメントできない状況にある！

なんとしても仕事に繋げたい「ひょうろく」と「星豊」は、このピンチをどう凌ぐのか？

その様子をまとめましたので、ご覧ください。

本編
最後に

本編

出演依頼

嘘でも、
実績ゼロの「星」に、達成感を味あわせてやりたい。

「さらば青春の光」チームは、
架空の人物「月野佳子」（制作会社勤務）を作り出し、
ひょうろくとコンタクトをとってみる。

月野は未だ、マネージャー星豊の存在を知らないテイ。
直接、ひょうろくの「仕事受付メール」に連絡を入れる。

ご担当者様へ
はじめまして、株式会社×××
キャスティングプロデューサーの月野佳子と申します。

この度、Netfilixにて「サンクチュアリ2」を制作しておりまして
ひょうろく様へのご出演をご依頼したく
ご連絡させていただきました。

撮影開始が6月初旬という、
大変急なご依頼ではあるのですが
出演の可否、スケジュール、
ご出演料などにつきまして
一度、ご担当者様とお話させていただきたく存じます。

撮影日が差し迫っておりますので
早急なご対応を、何卒宜しくお願い致します。

送信完了

少しすると、
ヤマネさんの元に、ひょうろくからLineメッセージが届く。

お疲れ様です。
お忙しい所、度々すいません。

ドラマのお仕事の話が来ておりまして、
こちら、ヤマネさんにお繋ぎしても
よろしいでしょうか？

しかし今回は、
「星」に担当してもらいた仕事だ。
ヤマネは助けになってやれない。

少し前に、Netfilixとウチが大揉めして

俺が入ると話ややこしくなりそうやから
自分で頑張れるか？
これは絶対やった方がいい仕事やから
やりとりしてみ。

そっちでやって星ぃ。

なるほどです。
ありがとうございます。

翌日

実は、前日に月野宛のメールが届いていた。

そのメールは、ひょうろく本人からなのか？
それとも、星豊からなのか？

月野様
はじめまして、ひょうろくと申します。

えっ！？星じゃない！

この度は、
ご連絡くださり本当にありがとうございます、
是非、参加させて頂きたいと考えていますのですが、
詳細の打ち合わせを、今自分の窓口をやってもらっている

星という者から差し上げてもよろしいでしょうか？

星を引っぱり出せる！？

そして、
ついさっき、メールがもう1通届いていた！？

月野様
お世話になっております。
別の窓口での対応が難しい場合は、
僕の方でやりとりさせて頂きますので
ご遠慮なくおっしゃって下さいませ。

どうやら、
前日のやりとりから、連絡が返ってこない事で不安になり、

「営業実績ゼロの星には任せられない」
と思ったようだ。

これでは、あまりに星が可哀そうだ。

これはあくまで、
「星豊に自信を付けさせる」為の企画なのだ。

月野佳子から、ひょうろくへ返信。

ご返信ありがとうございます。
窓口の星様と、やりとりさせて頂ければと思います。
私のアドレスをお伝えいただいてもよろしいでしょうか？

早急なご連絡いただけると幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。

ひょろくからの、返信がきた。

件名
ひゅうろく窓口の星満と申します。

みつる！？豊じゃない！？

月野佳子様
はじめまして、星満と申します。
ひょうろくの窓口となっております。

お仕事の詳細をお教え頂ければと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。

星

ようやく、星と月が一緒になった。

しかし、電話番号すら記載されていない。
アドレスも、先ほどの「ひょうろくアドレス」と同じもの。

これは、おかしい。
本当に、星なのだろうか？

月野から、星へ。

先程、ひょうろく様と、
このアドレスでやりとりさせて頂いたのですが、
こちらのアドレスが星様のアドレスで間違いないでしょうか？

また、星様とお電話にてやりとりさせて頂きたく
お電話番号をお教えいただいてもよろしいでしょうか？

それにしても、
何故、満になったのか？

もしかして、月野と満で
満月か！？

…なかなか、星満からの返信が来ない。
今までだったら、直ぐに来ていたのだが、何かあったのだろうか？

しばらくして、星満からの返信が来た。

お世話になっております。
先程のメールアドレスは、
ひょうろくとの共有のメールアドレスとなっておりまして、

こちらが、私の個人のアドレスになります。

「HOSHIMITSURUアドレス」からメールが来ている！
急遽作った！？
これが、返信に時間のかかった理由なのか？

そして、

こちらが私の電話番号となります。
080－××××××

調べたら、これは、ひょうろくの電話番号だ。

星満は…、ひょうろく？

一度お電話の前に、詳細をお教えいただけますと
有難いのですが、いかがでしょうか？

できれば、メールで済ませたいという事だろうか？

月野から、星満へ。

大変申し訳ないのですが、リリース前の情報の為、
詳細は、お電話にてお伝えさせて頂ければと思います。

このあとお電話大丈夫でしょうか？

星満から、月野へ。

詳細の件かしこまりました。
配慮が足らず、申し訳ございません。

はい、お電話大丈夫です。

電話しましょう！

電話連絡

月野佳子（正体は東ブクロ）から、電話を掛ける。

着信コールが鳴る。
そして、7回目のコールの後・・・、

星満

もしもし

聞いたことも無いような、低く野太い声。
これは、まぎれもなく、星満だ。

月野

あ、もしもしー

月野佳子と申しますー。

星満

あ、お世話になっております。

月野

星さんのお電話で
間違いないでしょうか？

星満

はい…
よろしくお願いいたします。

月野

お伝えした通り「サンクチュアリ2」の
ご出演のご依頼なんですけども、

星満

・・・・・・・、
はい。

2人とも、スムーズに会話が進まない

スケジュール確認

月野　「6月初旬のスケジュールなんですけども…」
星満　「…何日の？・・・撮影になりますか？」

星満は、少し訛りがある。

月野　「まだ、今のところですね、
　　　　6月…初旬というかたちなんですが。」
星満　「分かってはないって事ですか？」
月野　「あの、まだ、
　　　　確定ではないというかたちなんですが、
　　　　ひょうろく様には、6月初旬で、
　　　　2本分出て頂ければなと。」
星満　「2本分。」
月野　「スケジュール的には4日間、
　　　　押さえさせて頂けたらなと思っております。」
星満　「・・・え？
　　　　日程はまだ分かってないって事ですか？」

日程は分からないが、4日間スケジュールを押さえたい。

ギャラ交渉

月野　「でですねぇ、ギャラの方なんですが、
　　　　1本7000円でお願いできたらなと
　　　　思っておりまして。」
星満　「1本7000円…、なるほどですね。
　　　　えー…、2本で14000円って事ですか？」
月野　「そうですね。ロケの拘束自体が4日間と。」
星満　「4日間…、あー、も、もう少しだけ、
　　　　あの、こういうのは
　　　　検討できるもんですかね？」

少しづつ、ひょうろくっぽい声に変わっていく。

月野　「検討といいますと？」
星満　「出演費の方をもう少しだけ、
　　　　えー、上げて頂くってのは…」
月野　「あぁ、なるほど。
　　　　では、1本7500円とかはいかがでしょう？」
星満　「あぁ…、7500円…15000円。」

星満　「予算があまり無いって事ですか？」
月野　「そうなんですよ。ちなみに、
　　　　星さんと一度お会いして、
　　　　打ち合わせとかは可能だったりしますかね？」

星、ピンチ。会ったら「ひょうろく」だとバレてしまう。

星満　「えー・・・、出来ればちょっと私も、あのー、
　　　　…その他もろもろのタレントを…。」

星満は、他のタレントも抱えていた。

月野　「あ、そうなんですか？
　　　　ひょうろくさん専属ではないという事ですか？」
星満　「…えぇ、専属…
　　　　みたいな感じではあるんですけども。」
月野　「ちなみに、どなた？
　　　　もし、バーターとかじゃないんですけども。」
星満　「あ、あ、あぁ、今のところ紹介できるのは…、
　　　　ちょっとそうですね、
　　　　まだ育ってなくてですね。」

月野　「あ、若手の方だと？
　　　　ちなみに、役者の方のお名前とか
　　　　よろしいですか？」
星満　「えー、たっ、たけ…、
　　　　武譲（たけゆずる）ですね。」
月野　「ちなみにその方、
　　　　Xとかやってたりはしますかね？」
星満　「タケは…、タケは
　　　SNSとかやってないんじゃないかなぁ？
　　　　作れ作れとは言ってはいるんですけども。」